01.CAMMとは

正式名称

「コンピュータによる材料開発・物質設計を考える会」

 ~ Computer aided Materials and Molecular design Forum

 

設立

1987年7月31日

 

主催・運営

一般社団法人 企業研究会

 

昭和23年に産・官・学の少数有志による研究懇話会が発足。その後、会員数の急増に伴い、任意法人を経て

昭和31年、経済産業省(現・経済産業省)の認可を受けて社団法人組織となる。平成23年、一般社団法人に移行。

現在は、発足時の志を受け継いて異業種異分野での交流と研究を深める「研究交流事業」、これからを支える人材育成のための「ビジネススクール事業」、先進企業の事例紹介や専門家の解説で今日的な課題解決をはかる「普及事業」を中心に活動を展開している。

CAMMは、現在約40ある「研究交流事業」のひとつである。

 

■開催趣旨

コンピュータを使って物質を予測・設計する「計算科学」は、高速化・可視化などコンピュータ機能の飛躍的向上と新しいソフトの開発により、「理論」「実験」に次ぐ第三の科学技術として着実な歩みを重ねています。

しかし、コンピュータでの予測・設計が現実の材料開発・物質設計として結実するには、コンピュータの更なる発達と併せて、それらを使って「モノづくり」に発展させる科学者としてのセンスが問われています。

CAMMフォーラムは、国内でのこの分野の歴史と歩みを共にするべく1987年に発足し、産・官・学の第一線研究者の協力支援のもとに本格的共同研究・意見交流・情報交換・人材育成の場として発展して参りました。

CAMMフォーラムには、学問領域・組織を越えて多彩な人材が集結しており(述べ約1300人のご参加、550人のゲスト)、知恵・情報・成果・意見の交流とコラボレーションは、必ずや参加メンバーが実務においてブレークスルーするためのアイデア、ノウハウの創出につながるものと確信しております。

熱意ある研究者のご参加を心よりお待ち申し上げております。

 

■活動内容

○月例会

原則 毎月第一金曜日の例会開催

○分科会

メンバー自主運営の分科会を毎月例会午前中に開催、成果は出版や学会などで積極的に公開

現在、計算物理 1グループ、計算化学 2グループ、計算科学 1グループの合計4グループが活動中

⇒ 産官学、所属企業の枠を越えた異業種・異分野のコラボレーションの実現と

 成果創出、ネットワークの構築

○本例会

メンバーの希望を取入れながら、テーマやゲストを幹事・事務局で協議・選定し、計算物理、計算化学、計算バイオ各分野から

多彩なゲストを毎回2人ずつ招聘する。

⇒ 企業の活用事例、学術的先進事例から新材料・新物質開発に結びつける発展のヒントを掴み

 「シミュレーション」だけに終わらぬ、モノづくりに直結した計算科学を実践する

○合宿

 ・パネルディスカッションや特別講演で幅広い知識や情報を吸収し、メンバー相互の本音に基づいた意見交換を行い、交流と親睦を深める

 ・分科会の時間を通常例会より多くとり(約10時間)、研究のより一層の推進を図る

 

参加メンバー、企業

 約50団体、55名(2019年10月現在)